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アトピーと鍼灸 2

 アトピーと胃腸症状との関連を書きましたが、よく考えれば、まずは皮膚に対する治療を鍼灸であればいかに行うかを書くべきでした(^^;)。

 皮膚症状は、本当にバラエティーに富んでいます。乾いている、湿っている、痒みが酷い、今はそうではない、場所による違い、等々・・・。

 他の症状に対してもそうですが、皮膚症状に対してであればこうする、というような一概な治療内容もあります。いわば、”アトピー皮膚炎”という病名に対する対症療法的な治療法ですね。
 それと共に、そのアトピー体質を改善させるための治療が必要だと思います。
 それが例えば、胃腸症状であったりするわけです。もちろん、他にありえます。どんな時にその症状が悪化しやすいか、というのが非常に参考になります。
 お風呂に入ると楽になるとか酷くなるとか、疲れるとどうなるかとか、湿度が強くなるとどうなるとか、・・・etc.

 アトピーの改善は実際には難しいです。時間も掛かります。ですが、改善はできます。

 諦めて、悲観しないで欲しいなぁ、って思います。


アトピーと鍼灸

 アトピーに鍼灸はどうなの?って相談を受けました。

 なんでもこの方は、最近になって急に痒みが強くなったのだそうです。

 皮膚の問題は、天候の影響を強く受けます。そりゃ、そうですよね。気温、湿度、気圧、風などの変化を直接受けるわけですから。

 直接受けると言っても、痒みを覚える部位にでなくても、皮膚としては繋がっていますから、大きく影響を受けるものです。

 ところで、皮膚は、口を介して胃腸とも直接繋がっています。顔面の皮膚と口の中の皮膚とは、繋がってますよね?そして口の中から肛門までも一繋がりです。

 東洋医学的には次のように考えます。

 胃腸が疲れているときは、皮膚にも影響が出やすい、と。

 皮膚の問題は、胃腸の問題が表出していると考えることができるのです。

 アトピーを相談された方に、お通じの状況を質問いたしました。便秘がちだったり、下痢気味だったりしませんか?と。
 胃腸に負担があり、そうした症状が顕著であれば、皮膚にもその悪影響が現れやすいです。
 あるいは、胃腸症状に負担を感じていなくても、とりあえずは胃腸をいたわる食生活を送ることで皮膚症状が改善されることは多いです。


外傷への鍼治療

 知人が交通事故で怪我をしました。

 あわや骨折か!?と思われたそうですが、幸いにも打撲で済んだそう。しかし事故後6日経つがとても痛くて、関節を曲げるのがしんどいそうだ。

 打撲や捻挫、骨折は、その箇所が強く叩打されることで鬱血し、血の巡りが悪くなっている状況です。
 鬱血して流れをせき止めてしまうような、病理的な働きをしてしまっている血のことを「瘀血」とか「悪血」とか表現されますが(東洋医学的には前者ですが、一般感覚的には後者の方が馴染みやすいですね)、これを取り除くのが東洋医学の発想です。

 取り除けば、血の巡りにおいて邪魔者がいなくなるわけですから、流れはスムーズになるはずです。

 痛みは、流れがスムーズにいかなくなることで生じているので(これまた東洋医学的にはそのように考えるのです)、瘀血を排除するとは、流れを良くさせて治癒を早めると同時に、痛みを取ることに繋がるわけです。

 対して整形外科さんなどの現代医学では、往々にして、レントゲンで骨の異常を確認し、固定したり湿布や痛み止めを処方されるのが一般的です。
 決して批判するわけではありませんが、外傷の処置については、上記のように鍼で瘀血を除く治療の方が合理的で積極的だと考えずにはいられません。

 ただ、こうした治療を鍼灸院でできることがあまり知られていないことが残念です・・・(^^;)。



花粉症と置き鍼

 それにしても、まめいちの午後は風が強かった。

 暖かくもなったので、花粉の悲惨量、あ違った飛散量も多かったのだろう。
 マスクしている仲間たち(僕も他聞にもれず花粉症です)の目は、実にショボショボしちょりました。

 僕も確かにきつかった。でも、マスクするのは嫌い。だって、顔が隠れてしまうじゃないですか。大した顔じゃあございませんが、目しか出てないのは、知らない人と挨拶するのに不便です。

 とは言え、花粉症に対して何もせずにはいられないので、目鼻のツボに置き鍼をして臨みました。

 目鼻のツボとは、鼻翼周囲、眉間周囲にあります。
 ここらへんの反応を捉えて、ツボを探すのがプロの仕事。

 出店者にも、きつそうな仲間がいたので、時間を見つけて、置き鍼を施してみました。

 ほどなく、効果を実感してくれたみたい。こんなナマの感想をすぐに聞くことができるのって嬉しいなぁ。

 やっぱり、僕は治療が好きだなぁ。鍼灸が好きなんだなぁ〜♪



鬱とコリ

 ときどき来院されるのが鬱病の方。

 鬱とは、滞った状態を示す表現です。6月の雨の天気を「鬱々とした天気」と表現するように、なんとなく湿ってそこから動きたくない心象を表す言葉というイメージです。

 自分から動きたくないのなら、別にただ単にそれまでですが、動きたいし動かなきゃと思うのに動けない、というのが鬱の症状。

 だいたい、こんな方は身体が強張っています。よく、鬱は真面目な方がなりやすい、とされていますが確かにそんな印象があります。頑張ろうと、肩肘張って過ごされているんですね。

 そうした身体の緊張がほどけると、多少なりとも鬱症状は軽減していきます。

 根本治療があるのかどうか?自身の心から生じる心身の症状ですから、残念ながら根本治療はないのかもしれません。

 でも、辛い時には何事も思い詰め目先が狭まってしまうものです。

 身体が少しでも楽になった時に、そうした自分の心の傾向を見つめ直し、セルフコントロールできるタイミングを設けるのが、僕らの仕事なのではないか?と思うのです。

 周囲の環境や条件は変わり得ないけれど、自分の受け止め方や振る舞い、言動は変えることができる。そうしたら、きっと周りが変わって見えるようになるし、また実際に変わっていくものです。

 そんなきっかけを作れればいいなぁ、と思いつつ、コリをせっせと取っていく臨床の日々です。



不眠について

 不眠というのは昔からあった悩み。もちろん、他の症状でも昔からのものは多々あるけれど。

 昔からの症状は、鍼灸でツボとして治療する手段を持っているものが多い。

 不眠症に対しても、かかとの真ん中やら肩甲骨の間の辺りやら頭の上やら、とにかく多くツボとして表されている。

 不眠症と一語で言っても、内容は十人十色なので、それに応じて治療のツボは変わってくる。

 でも、もし頚肩コリは共通していることが多い。現代人は、身体を動かすことが少なくなっているから(もちろん、比較対象は昔の人。)、無意識に身体を動かすことによってコリをほぐそうとして寝れない、というタイプの人が多い。

 頚肩コリをほぐし、先のような不眠に効くとされるツボに刺激を行うと、寝れてしまっている方が多い。

 コリがほぐされたから寝れるようになったのか?
 不眠のツボを刺激したから寝れるようになったのか?

 ま、どちらにしても患者さんが悩みを少しでも解消できたのだから、良いとする(笑)。

 でも、多少なりとも身体を動かすことを勧め、ツボへのせんねん灸での刺激を指導し、治療を終わらせることとしている。



経絡とフンドシ。

 経絡の経の字は「たていと」を意味するそうです。絡の字は、「からむ」から始まって「つらなる・めぐる」を意味するとのことです。

 鍼灸医学で経絡とは、気の流れる道筋です。縦糸のように足先から頭へ、手先から頭へと縦に流れています。その間に、五臓六腑に繋がり、それらの活動を支えています。また、相互に繋がり合い、影響しあっています。

 「経絡を遮って気の巡りを悪くしちゃだめだぞ」

 もう10年ほど前、一緒に銭湯にベテランの漢方医の先生がフンドシを締めておられたのにはたまげました。その先生が仰ったのが上記の言葉です。

 影響されやすい僕ですからもちろん、フンドシを作りましたよ越中を。初めて着けた時の違和感というか羞恥心というか・・・(笑)。いやーーー、面白かった。

 しかし、さすがに冬は寒い。僕が時々身に付けるのは、夏だけです。だって寒いんだもん(^^;)。

 でも、ジッと横になっている夜の間ずっと、経絡の巡りを阻害させたくないと思って、ゴムで締め付けないような格好にしています。紐でしばるような感じ。

 女性の下着は、締め付けが強いようだと聞きました。気の巡りはともかく、鼠径部でリンパの流れはせき止めそうな印象です。

 むくみがあったり、足が重だるく感じられる方は、夜の間だけでも下着を着けずに過ごされてみてはいかがかと思います。



腰痛に足首?

 先日、若い男性が腰痛治療でお見えになりました。

 痛みで生活に支障がある、というわけでもなく、鍼に興味があっていらして下さった様子。痛みの内容だけでなく、体質などについても伺いました。いわゆる五臓六腑に影響がないようだったし、この方の腰痛は、腰の巡りが悪くなっただけの症状と判断しました。

 で、治療の概要について同意を得るべく概要を紹介しました。

 腰が痛いから、腰に鍼をする、というわけではないと話すと、ややびっくりされた感じ。ま、そりゃそうですよね。

 ではどんなところに鍼をするのかというと、鍼灸医学には「経絡」という身体の捉え方があります。

 経絡は気が巡る通り道のこと。身体に数本の流れ道があり、それぞれが五臓六腑と関係し、また相互に繋がり合い、身体の隅々が網羅されています。

 痛みが現れている部分を通る経絡が治療ポイントとなり、患部ではなく、その経絡上の特異点を選び、鍼や灸を行うと症状改善が見られるのです。今回は、外くるぶしの下側にポイントを探りました。

 腰痛に対して足首のツボを使って治る。鍼灸って面白い。だからやめられないんですよね〜♪


即効性あるんですね!

 家のリフォームを手掛けて下さった職人さんのお1人が来院された。

 スポーツをなさっていて、以前から故障が何かあれば鍼灸を受けることがあったとのこと。リフォームが縁で当院を知って下さり、今回初来院。

 身体としっかり対話しながら動かされている様子で、体表の反応を探っても全体的な状況はいいと思えました。GW中に少し多めに飲酒したとのことで、胃腸の調子が若干落ちていたようだけど、それは今回の痛みとは関係ないようでした。

 これなら全体調整は少なめで局所および局所につながる部分への治療のみでも充分効果が出せるな、と踏んで治療開始。仕上げの鍼の前に、いったんベッドから降りて頂き、身体を動かして治療の効果を確認してもらいました。


 え?身体を動かして痛みを見るんですか?1回じゃ治らないでしょう?あ、じゃぁ動かしてみますね・・・
 あれ?・・・痛くない。鍼って即効性あるんですね!


 ふふん。などと心の中でガッツポーズ。そして安堵の気持ち(笑)。
 最後に全体調整の鍼と軽く按摩を行って、治療終了。

 鍼灸治療は長く通わなければ効果がないと考えられる方も多いようですが、身体の状況によっては1回程度の治療で治ることも多いです。
 そして鍼灸の技術者として、やっぱり1回で治せる技術を持っていきたいという願望がありますし。ボクサーが1ラウンドKOを目指すのと似たようなものでしょうか。

 それにしても面目が立って良かった(^^)

風邪と鍼灸

 やはりというかなんというか、三寒四温のあおり(?)をくらって風邪を引かれる方が多くいらっしゃいます。

 弱り目にたたり目というように、単に寒さがぶり返したからというだけではなく、胃腸が弱っているとか疲労が溜まっていたとかで体調不良に重なるように、風邪が入ってきているようです。

 ご近所さんに細菌学者がいらっしゃるのですが、ある安定した細菌群は、そんなに簡単にバランスが崩れることはないそうです。

 人間の体内にも細菌がいて、それらもまた体調を守ってくれているそうですね。外から、例えば風邪やインフルエンザが入ってきても、そうした体内細菌が頑張ってくれていれば、外敵は体内で増殖することがなかなかできないのだそうです。

 ところで、風邪にはお灸が非常に効果的です。

 お灸は人為的に小規模のやけどを作る作業でもあるわけですが、その際に免疫細胞を作ってくれることが科学的に証明されています。
 つまりお灸は、免疫力を高めてくれるわけですね。

 きちんと免疫を高めれば、風邪や通常のインフルエンザのみならず、鳥インフルエンザや新型インフルエンザにも対抗できるかも!?

 マスクしてゴホンゴホンやっているような環境にいても、病気になる人・ならない人がいるのはなぜでしょう?
 一概には言えないでしょうが、先の体内細菌の状況も含め、総合的な免疫力に差があることは指摘できるでしょうね。

 お灸で健康ライフ!
 まずは自分で実践していかなきゃなー。

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