つくばマラソンで鍼灸マッサージボランティアの要請があったので、行ってきました。場所は、高エネ研北側のクリーンセンター2階。29km地点です。
ゴール地点でないと人は多く来ないだろうし、あまり人目に触れない場所で施術するのはどうかな・・・?と疑問に思いつつの参加だったのですが、さにあらず。
途中でケアを希望される方は、むしろ切羽詰っての来所で、「痛みが激しくそのまま走り続けることはできないが、痛みが引いたらその後またコースに戻りたい」という人がいらっしゃるのです。10〜15分といった短時間でその痛みを取らなくてはいけない。僕はその経験は少なかったので、非常に内心焦りながら治療しました。
ある程度良くすることはできたと思っていますが、一番厳しかったのは20代半ばの男性。体格的にもしっかりして、普段から運動をされているとのこと。痙攣が著しく、5分毎に太ももからふくらはぎからツッてきて、そのたびに治療中断となる。足は冷え冷え、手も唇も震えてて。でも言葉も意識もしっかりしていて、「大丈夫」という。脈は少し速いけれど異常ではなかったので、救急車を呼ばなくてもいいだろうと判断しました。が、やっぱり少し不安だったなぁ(本音)。
始めは攣っているところに鍼していったけれど、きりがないので、筋に関係する足先のツボに刺鍼。そして寒さは感じないというけれど、手先の冷たさを考え、温かい飲み物を飲んで頂いたところ、攣りも収まった。
正直、知識も技術もまだまだだな、と思った事例でした。来年もボランティアに臨み、もっとしっかりした治療を行えるようにしたいと思いました。
画像は、コース途中の走行距離を表す標識。11km地点で「ゴールを感じたことがあるか?!」って言われてもねぇ・・・、あと31kmもあるよ?
マラソン走られた皆さん、本当にお疲れ様でした。