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  • 2020.06.01 Monday
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そばにいるよ

「死にたい」
 治療に入る前に、体調に関するメモを頂きました。

 自閉的で、パニック障害的で、統合失調症で、発達障害が少しあって、、、そんな患者さん。今は、僕にとって大切な友人の1人。

 治療に来て頂くようになって、発作が起きたときでも破壊衝動は出なくなったそうです。ありがたい。

 でも、「死にたい」とはいつもの口癖。手記を見せてもらったときに印象に残った言葉は、

 「(発作時に)生きた心地がしない」。

どんな世界が見えているのだろう・・・?

 最近、僕は次のように考えるようになりました;
 死にたい、とは、生きたい、の裏返し。

 彼は、とても一生懸命に自分を救おうとしています。自分の不安と戦っています。いろんな薬を飲んでしまったり、ウロウロ歩いたり、タバコを何箱も吸ったり・・・。

 それらの行為は、無意味や無謀だと解釈されがちですが、実際には自分をなんとか良い方向に結び付けようと努力している現われだということを、向谷地生良氏の書籍で学びました。
 しかし、それでも改善できていると思えないから、「死にたい」と考えてしまうのではないか?と。


 とても残念だけど、痛みも辛さも苦しみも、僕は分かち合うことはできません。

 ただ触れることができるだけ。
 寄り添う氣持ちを伝えることだけ。

 いかに不安や書状を改善できるか、について、一緒に探していこうよ、って言いたい。
 傍にいるからね、って伝えたい。

 どんな関わり方ができるかを考えていく年末年始になりそう。
 そして、来年は具体的な対策?を考えていく年にしていければいいな、と思っています。



資産運用に例えると

 筋肉をつけるということを、資産運用に例えたりします。

 使わないと筋肉は衰えていきますので、それは日々の生活費で目減りしていくようなもの。筋肉は使えば使った量に応じて増えていくのですが(100歳になっても、増えることは確認されているそうです!)、その際の増え方というのは、成長期をピークとして、次第に落ちていきます。いわば、利率のようなものですね。

 つまり、今よりも5年後、10年後の方が利率(=筋肉のつき方)は下がっていきます。もちろん、個人差はありますが、今より下がることは確実でしょう。

 さて、資産運用ですと元手が必要ですが、それは「今現在の筋肉量」です。

 元手が多い方が、リターンが多いのは当然です。今、量があるうちに身体を動かし、筋肉をつけていくことの方が確実に効率が良いと考えられます。

 明日からとか、来年からとか、暖かくなってから、などと先延ばしにせず、思い立ったが吉日!てなもんで、早めに始めてみませんか?

 と、人にばっかり言っておらんと、オイラも始めなくては・・・



身体を動かさないと?

 どれだけの動きが負担となり、どの程度であれば負荷に留まるのか?と質問されることがありました。

 これは、人によって異なります。例えば、5kgの重りを持ち上げるにも、重いと感じる人には”過ぎ”た重さですね。逆に、ウェイトリフティングの選手にしてみれば、全く負担にならない重さでしょう。

 その人の筋肉量によって、負荷を掛けられる量(=負担にならない量)は違うのです。

 筋肉を使わないと、使わない量に応じて筋肉が減ってしまいます。筋肉は、身体を動かすだけでなく、発熱装置として身体の体温維持にも役立っています。ですから、筋肉の絶対量が減ると、内臓機能にも障害が現れることがあります。

 負荷を掛け過ぎないように、身体をしっかり動かすことが大切です。



負担と負荷

 ちょっと理屈っぽい話になりますが(いつもかもしれませんが)、イメージの助けになれば、と思いまして。

 ”過ぎ”はよろしくありませんよ、という話をしましたが、身体の筋肉以上の作業をするのが負担、未満で留めておくのが負荷、というイメージです。

 ネットの辞典で調べてみますと、

 負担:力量を超えて重すぎる仕事や責任。重荷。
 負荷についてそのまま使用できる記述はなかったのですが、「掛かる力量に対し、発生する力」という内容でした(説明になってないかな?)。

 筋肉を鍛えようとして、過度の筋肉痛になるのが負担、筋肉痛にならないか、あるいは適度で心地よいレベルの痛みに留まるのが負荷、といった感じでしょうか。

 昨日と同じ結論ですが、「適当な」動き方をすることが肝要です。身体に負荷を掛けるのは構いませんが、それが負担にならないようにお気をつけ下さい。負担が度を過ぎたときに、病となることでしょう。



あまり動いてないのに

 「あまり動いていないのに凝ってきちゃって・・・」と言われることが、時々あります。

 そりゃ、動いてないからですね。

 コリは、動き過ぎでも、動かな過ぎでも、できるんです。

 何事も、”過ぎ”はよろしくありません。ほどほどに動き、ほどほどに休むのが良いのです。

 もうそろそろお正月。年末、働き過ぎた人は休んで身体を休めるのが良いでしょうし、そうでなければほどほどに動かれるのが良いでしょう。年の初めだから、普段身体を動かすことが少ない方は、ラジオ体操でも始められたらいかがでしょうか?



足の攣り

 寒くなってくると、「足が攣って・・・」という患者さんが増えます。さすがに、足の攣りを主訴として来院される方はいませんが、坐骨神経痛や膝痛の方は顕著です。

 いろんな原因があるとは思いますが、僕は攣りの原因は、コリ冷えの2つだと考えています。

 コリで血流が悪くなっている上に、冷えが加わってさらに血行不良となることが原因なのです。身体としては、それ以上に血の巡りが悪くなっては困るので、強く痙攣することで血の巡りを持ってこさせようとしているのです。

 攣るのは、夜更けの気温が落ち込むタイミングが多いです。布団の中であっても、冷えているから攣るのではないかと思うのです。

 ですから、自宅でできることは、暖かくすること。足の攣りであれば、靴下をさらに厚いものに変えれば済みます。締め付けが強い靴下だと、むしろ血行を悪くさせてしまいますので、緩めのものにしましょう。朝起きたとき、足が温かいのを確認できると、もう次の晩から就寝時の靴下が手放せなくなりますよ〜。

 あ、そうそう、メリークリスマス!ですね〜。


梅肉エキス

 胃腸の調子が悪かったり、呑み過ぎたりした時、僕はこれを飲みます。というか、舐めます。

 腸の調子を改善してくれるのだそうです。腸内細菌が元気になる、とも言われています。

 子供のころ、風邪引いたり下痢でお腹が痛かったりすると母親に飲まされました。直接、耳かき1匙程度を舐めたり、お湯で溶かれたのを飲んだり。

 これがまぁ、酸っぱかった!(^^;)

 でも、この仕事について、味わいも気にするようになると、これまた面白い。

 調子が悪いときは酸っぱいどころか甘く感じる。そんなときに舐めているうちに(つまりたくさん舐めています)、徐々に酸っぱく感じてくる。身体が、梅肉エキスを必要としていたのだと感じる。

 梅干はアルカリ食品だというから、この梅肉エキスもアルカリ性なのかな?飲み過ぎると、身体が酸っぱくなっているような気がするし(少なくても胃はより酸性に傾いているであろう)、それを梅肉エキスが中和してくれるような感じがする。

 呑み過ぎたら、梅肉エキス。

 いや、その前に自制することが大切なのだけど・・・。

 梅肉エキスについての詳細はコチラ(Wikipedia:梅肉エキス)をご参照下さい。

お腹を冷やさないで。

 そういえば、世の中は忘年会シーズンなのでした。

 宴会といえばビールはつき物。でも、この寒い季節にはどうでしょうか?

 薄い皮袋とも言える胃袋に、冷たい飲み物・食べ物を入れれば、胃の周りの血管も冷えます。冷えの悪影響が周りに及ばないように、胃も服を着ます。それが内臓脂肪。いくら運動したり、ダイエットをしても、"必要な"脂肪まで減らせるはずがありません。

 ましてや今は冬。胃腸が冷たくされたら、その裏側にある腰にも影響が及びます。腰痛ですね。胃腸の調子の悪さは、よく想像される下痢や胃痛だけでなく、広範囲に出てくるものなのです。

 忘年会が終わっても、すぐに新年会シーズン(笑)。冷たい飲み物はせめて乾杯程度にして、その後は熱燗やお湯割りに変えていきませんか?



醗酵生活。

えひめAI。20121221
 『現代農業』今月号で読んだ、「えひめAI」の2回目の仕込み。乳酸菌、酵母菌、納豆菌の混合液なのだ。消臭、染み消し、水質浄化、堆肥醗酵促進、液肥、病害虫防除、などの効果があるそうな。

 何より、材料が納豆、ヨーグルト、イースト、砂糖に水だから安く作れる!作るのも簡単なので、気軽に作ってみた。

 こないだ作ったものは、イマイチ酸味が少なかった。乳酸菌がうまく醗酵しなかったのだろうか?イースト臭はしたのだけど。納豆菌は、繁殖力が強いそうだから、匂わなかったけれど問題ないのだろうし。

 今回は、ヨーグルトを少し多めに入れてみました。これから湯たんぽで保温しながら24時間。

 えひめAIに、年末の大掃除で活躍してもらいたいのだ。

病気は治りますか?

 (私の)病気は治りますか?

 と聞かれることがあります。

 実際に診てみなければわかりませんねーー。正直な感想です。

 その症状は、起こるべくして起こったもの。起こすきっかけとなった生活習慣があるかもしれません。その生活習慣を改善しなければ、いずれ「チリも積もれば山となる」感じで症状が現れてくることでしょう。

 その意味では、病気は治りません。でも、症状が出てくることを抑えることはできるでしょう。

 神経痛だからって、神経を除くことはできません。肩こりだって、肩をなくすことはできません。

 いかに、苦痛の症状が苦痛レベルにならないように予防していくか。これが大事なのだと思います。こうした予防のことを、養生というのだと思うのです。

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