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  • 2020.06.01 Monday
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疲労と疲労感というのは別物

 NHKの「ためしてガッテン」で「世紀の大発見!」と称して疲労について放映されたことがありました(2009年11月04日放送)。

※我が家ではテレビを全く見ないので、これは他の人から後で聞いた情報なのですが(笑)。

 疲労物質FFというものがあって、疲労の度合いによって唾液中でその量が確認できるとのこと。

 ポイントは、その疲労とは精神的なものではなく、肉体的なものであるということなのです。

 気持ちの上では満足していても、身体が疲弊していることは充分あるよ、ということです。

 当たり前のことと捉えられるかもしれませんが、臨床に立っていると、”本人に疲れの自覚がないけれど症状は明らかに疲労に起因している”ということがよくあります。

 精神的に満足している中で、身体の疲れを認めるのは難しいかもしれません。でも、自分の身体を守るのは自分しかいません。

 症状は、身体の何らかのSOSサインですから、身体の声を無視することなく、暮らしていきたいものですね。



五右衛門風呂と循環

 うちの裏には林があり、足元にヨモギが生えています。

 草餅を作るんだと言って、3件隣のおばちゃんが摘んでいたのですが、それがまた実に絵になっていたので話しかけてみたんです。実はここに越してきて初めて会話しました。

 もう80歳代になられるかというおばちゃん。さすがにいろいろご存知です。
・棕櫚(シュロ)の皮で紐を綯う
・鉄鍋の底を繕う
など。

 このお宅では、今も五右衛門風呂が現役なんだそうです(!)。

 親戚に工務店の方がいらして、そこから頂く廃材をベースに、肥料として分解されない大きさの枝葉を燃やし、そこで得られる灰を畑に撒く、ということでした。(灰はミネラル分として肥料になります)

 五右衛門風呂でないと、工務店の廃材も費用を掛けて捨てなければいけないし、枝葉だって別に燃やさなければいけないし(人によっては、油を掛けて燃やしますよね)、畑への草木灰だって買うことになる、って話されていました。

 畑に撒かれたかつての廃材は、野菜という形で工務店さんに還元されるのでしょうかねぇ?

 五右衛門風呂は、こうした循環の中に息づいているのですね。

 古いとか、時代遅れだとか、そんな評価ではなく、それがどのように暮らしの中に繋がっているのかを見直していける目を養いたいと思った出来事でした。

 そうそう、このお宅には臼と杵があるそうです。いずれ、まめいちで餅つきをやろうかな♪



砂糖の怖さ

白砂糖の恐怖
 Facebookは情報収集に役立っています。

 この画像もその一つ。

 以前より、砂糖の怖さについて気になっておりましたが、こうした画像と共に以下のように説明されておりました;
白砂糖は、血液を酸化させ、赤血球や細胞を崩壊させます。
それは、ウイルスや細菌に感染しやすく、病気になりやすい身体を作るということです。

アトピーアレルギー、冷え性、頭痛、肩こり、貧血、便秘、虫歯、胃潰瘍、
糖尿病、心臓機能低下、子宮異常、静脈瘤、他の難病の原因の多くが、白砂糖病だと言われています。

また、低血糖症を引き起こし、低体温になります。
甘いお菓子が好きな若い女性などは大半が35度台の低体温!
35度台はガン細胞が繁殖しやすい体温。

これだけではない、白砂糖は精神的な障害も発生させる。
例えば、我慢できいない、直ぐイライラする、カッとなってきれやすい。
直ぐに落ち込む、マイナス志向になる。

不眠やうつ病までも…白砂糖には大きな害があります。

人が1日に必要とする糖分は20g〜40g。
しかし、多くの嗜好品にはなんと…

 白砂糖は「精白され過ぎている」と言われています。どちらかと言えば、黒糖や三温糖などの”色付きの”砂糖を使用されることをお勧めいたします。


免疫力は育てなければいけない

 ウィルスや病原菌が入り込まないように、マスクや携帯型のウィルスブロッカー(首から下げるヤツ)をしたりします。

 身体に”悪いヤツら”が入ってこないに越したことはありませんが、全く入ってこなくなるようだと、かえって困ったことになります。

 ウィルスや病原菌などへの抵抗力のことを免疫力と言いますが、環境に応じて変化しているものです。

 外敵が強ければそれに応じて免疫力も強くなりますが、逆に抵抗する必要がなければ、弱まってしまう面があるのです。

 つまり、抵抗力も強くなるように育てなければいけないのですね。


3月15日。

 2年前の今日は、福島第1原発から放射性セシウムが大量に放出された日だったと記憶しています。

 我が家はこの2日前に現在地に引っ越してきたばかりでした。
 1km先からの引越しだったので、積み残しを取りに行ったり大震災で断水になっている関係などで、外で作業をしていました。
 当然、我々にも放射性セシウムは降りかかったのだろうなぁ〜・・・。

 怖かったなぁ。恐ろしかったなぁ。なんとも言いようのない不安があったなぁ。

 でも、この場所から逃げることは考えられなかった。ようやく、”根っこを下ろす”と決めることのできた土地。離れることは、とても考えられなかった。どんなことがあろうと、最後まで踏みとどまる、ってより覚悟が決まったっけ。

 そうとは言え、健康に被害が出るのは困る。

 東洋医学的に、ヒロシマ・ナガサキの被災された方々の症状を考えてみると、どうやら腸管系がやられているように思えたので、とにかく胃腸を強くする食事やお灸をしていこうと決めた。

 原発はとにかく反対だけど、既に起こってしまったこの事態に対しては順応していかなければ暮らしていけない。

 そうでなくてもそんなに胃腸は丈夫ではないので、足やお腹にお灸をしていたのだけど、2011年は自分にお灸するたびに、「放射能なんかに負けてたまるか」って思っていました。
 僕は負けず嫌いというわけではないんですけどね。でも、人に舐められるのは嫌い。原発推進派の人を食ったような態度が大嫌い。

 僕らがこの地に暮らし続けるために、お灸が必要になる、ってのはなんか皮肉なものだとも思ったけれど、養生を謳う治療院なのだから、まぁいいか。

 鍼灸をやることや、スローライフを営んでいくこと。

 これが僕らにとっての反原発生活。

(もちろん、それだけに留まらないようにアクションしていきたいとは思っているけれど。)


暖かくはなったけれど、

 だいぶ、暖かくなってきました。

 先日の日曜なんかは25度近くまで行ったそうですよね。花粉も飛びまくるわけだ・・・(涙)。

 このように暖かくなり、梅も咲き乱れ、春らしくなれば、当然のように薄着になりたくなるものです。

 しかし、ちょっと待って。

 春は上方の大気は暖かくなってきているが、下方の大地はまだ冷えています。

 冷えは、下のほうから忍び寄ってくるもの。そして、足先の感覚って鈍いものなんです。

 お風呂に入るために靴下を脱いだら、思った以上に足先が冷えていた、ってことはないですか?
 それは、足先の冷たさはなかなか気付きにくいということ。つまりは鈍感なのですね。

 薄着になるのは結構なことですが、薄くしていくのは上着にしていきましょう。
 靴下の重ね履きやズボン下・レギンス・タイツなどは、大地がしっかり暖かくなるまで待っていた方が、身体のために良いです。


花粉症と置き鍼、その後。

 花粉症に置き鍼で対処という話をしたのが昨日でしたが、その後問い合わせがありました。

 私にもやって欲しい、と。ま、当然の反応ですけどね・・・。

 正直なところ、効果はそんなに長続きするものではありません。

 花粉症に限った話ではありませんが、痛い時ってその痛い部分を押さえますよね?
 置き鍼は、その部分を持続的に刺激するようなものです。
 そこへの刺激が充分になったら、痛みの根本的な原因が取り除かれない限りは、他の部分に痛みを感じるようになるものなのです。

 それでもある程度の効果は現れますが、その持続時間は人によって異なります。
 その時の症状の程度や、体質や、日常の過ごし方が異なるわけですし、花粉症の原因がどの程度変化しているかに拠ってくるのです。

 目鼻への置き鍼は、結局は対症療法です。

 根本治療が大切。
 でもその対処は、これまで書いたとおり、日常生活に大きく起因していると考えます。

 まずは、暮らしを省みて(反省して、と申しているわけではございません)、改善できるところがあれば改善することです。
 それは、花粉症のみならず、他の様々な症状、あるいはまだ出て来ていない症状(=未病と言います)の改善に結びつくかもしれません。
 これこそが、養生の本質です。

 医療は、本来その後にあるべきものだと考えます。

 保険で安いから・・・と「安易に」掛かるものではないものだと思うのです。いや勿論、保険医療を否定するものではありませんが。

 まずは、自分で自分の身体を知っていくことが大切だと思う、ということです。

 僕は、身体を知っていくことのお手伝いができるようになれればいいなぁ、と思って臨床に臨んでいます。


花粉症と置き鍼

 それにしても、まめいちの午後は風が強かった。

 暖かくもなったので、花粉の悲惨量、あ違った飛散量も多かったのだろう。
 マスクしている仲間たち(僕も他聞にもれず花粉症です)の目は、実にショボショボしちょりました。

 僕も確かにきつかった。でも、マスクするのは嫌い。だって、顔が隠れてしまうじゃないですか。大した顔じゃあございませんが、目しか出てないのは、知らない人と挨拶するのに不便です。

 とは言え、花粉症に対して何もせずにはいられないので、目鼻のツボに置き鍼をして臨みました。

 目鼻のツボとは、鼻翼周囲、眉間周囲にあります。
 ここらへんの反応を捉えて、ツボを探すのがプロの仕事。

 出店者にも、きつそうな仲間がいたので、時間を見つけて、置き鍼を施してみました。

 ほどなく、効果を実感してくれたみたい。こんなナマの感想をすぐに聞くことができるのって嬉しいなぁ。

 やっぱり、僕は治療が好きだなぁ。鍼灸が好きなんだなぁ〜♪



2013年3月のまめいち。

 3月のまめいち、無事終了しました。
 終わり頃になると強い風が吹いてきましたが、とてものどかないい陽気でした。

20130310まめいち02
 テントの数は少なくてこじんまりとしているけれど、なかなかどうして、いい雰囲気ですよ。

20130310まめいち03-天秤棒20130310まめいち06-天秤棒2
 天秤棒、けっこう楽しんでもらえました!

 左の画像は水が入っています。1つ15Lほど。2つで30kg程度の重さでしょうか。肩に食い込むけれど、こぼさずに持つことができれば、とても役立ちます。

 右の画像は、米袋に鶏糞が入っています。1つ10kg程度かな。両手で直接持つよりも、確実に安全に持てます。

 恐るべし、天秤棒!

20130310まめいち04-スプーン
 今回は、使い古しの木製スプーンの再利用企画。

 まずは口に当たるところの塗装が取れ、ザラザラになっていたのでその研磨と、塗装の全体的な排除を行い、その後、胡桃油の塗布。
 完成品の画像は、後日に。

20130310まめいち05-風景
 とにかく、いい陽気でございました。

20130310まめいち01
 狭い場所だから、そこここで会話が生まれる。

 元から知っていた同士も、知らなかった同士も。

 いろんな縁が繋がっていく、そんな場であって欲しいと思いました。


あれから2年

 2011年のアノ日から2年が経ったわけです。

 もうそんなに経ったのか。

 あっという間というか、すごく長かったというか。

 我々の空間では平静を取り戻したけれど、被災地はまだまだで、震災復興も原発問題も政治レベルでまだ何も進行していない。

 2011年の1年間は、とても暗かった。四季の移ろいを感じるたびに、今も思い出す。

 あの年、自分の力では何もできないことを思い知った。

 自然の力はとても強いことは知っていたけれど、世の中の動きもまた、全く思い通りにならないものだと分かった。
 当たり前のことなのかもしれないけれど。
 そのことを、強く考えさせられたのが2011年だった。

 でも、自分が信じているものを少しでもいいから、周りの人に伝えていこう、と考えた。

 やれることをやっていく。できるだけ自給できる暮らし。
 伝えたいことを伝えていく。まめいちの体験企画。

 あんな1年は本当に嫌だ。

 もう2度と、あんな1年の想いを繰り返さないために、僕らの暮らしを僕ら自身の手で守っていけるように、頑張って行きたい。

 そう決意することが、無念のうちに亡くなった方々への、僕の弔う気持ち。

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