先日のまめいちのご報告を。
新たなお店「なつめや」さんが加わったおかげで
小さなお客さんがたくさんいらっしゃって、にぎやかになりました。
なつめやさんはスタイのほかに、ブックカバーも販売され、
お客さんの要望を聞きながら「来月はどんなものを作ろうかしら〜」と意欲満々!
今後も楽しみですね。
季節屋さんのジャムは、いちご&薔薇や、ココナッツ、夏みかんなど。
体験企画の「お茶を作ろう!」は、なかなか難しかったです。
まずは、お茶摘み。
高級茶に倣って「一芯二葉」だけ摘み取りました。
厚手のフライパンで空煎りし、手でもみ、空煎りして手でもみ・・・を繰り返し
出来上がったのがこれ。
加熱の加減が難しく、一部はカラカラ、一部はしっとり、
均一にならないので、きれいに「より」をかけることができません。
一般的な煎茶と比べても、粉っぽい仕上がりですよね。
実際、お湯を注いであじわってみても、
色や香りがあまりでなく、「より」の力加減がイマイチだったことが推測されます。
でも、4煎くらいまで、ほのかな甘みと優しいお茶の香りが味わえて
これはこれで、新茶の醍醐味だと思えました。
作業をしていたら、来場されたある女性が
幼いころのお茶摘みの記憶を語ってくださいました。
かすみがうら市(旧出島)の出身の方で
小学生くらいのころ、お茶の時期になると
近所のお宅での、自家用のお茶摘み作業をお手伝いされていたとか。
つくば近隣では、今でもお茶の木を見かけることがありますが、
皆さん、お茶を自給されていたのでしょうね。
お茶の木は、冬、乾燥する茨城の地において
畑の防砂にも役立っていたという話も聞きます。
今は、どれだけ活用されているのでしょう。
また、自家用は、どんな道具で、どんな風に作っていたのか。
ご存知の方に、いつかご教授いただきたいものです。
その女性が語られた話で心に残ったのがもうひとつ。
「あの時にいただいた、小麦粉だけの素朴なドーナツがたまらなくおいしくてね」
きっとその方は、お茶摘みのニュース聞くたびに
ドーナツを食べた時の幸せな気持ちを思い出していらっしゃるのでしょう。
まめいちの「お茶作り」体験も、いつか思い出してもらえたら、うれしいですね。
(よ)