大雪の次候:熊蟄穴(くまあなにこもる)の頃。
熊の冬眠が始まるとは、あまり実感がありませんが
山に近い地域ではイメージしやすいのでしょうか。
以前、栗林に隣接した山の麓にある平飼い養鶏場を訪ねた際に
「先日、卵をとりに来たら、栗を拾う熊が現れてね。
逃げるに逃げれなくて、襲われないよう鶏と一緒に
鶏舎の中で息を潜めていたよ。
熊だって、栗を食べて備えたいだろうから仕方ないよね」
という話をうかがい、野生動物との共存について考えさせられました。
この言葉が生まれた時代は、野生動物との関係はもっと密接だったのでしょうね。
と同時に、人間の身体も自然の一部だと実感する機会も多かったのかもしれません。
(よ)